セミナー開催

「生産管理における制約理論の応用」


講習概要
TOCロジスティックの応用は、即効性を期待できる非常にシンプルな理論ですが、実際の中小企業への導入はあまり例がありません。社内外に制約の多い中小企業こそTOCが生きてきます。ところが、いざ実施しようとするとどこから手をつけていったらいいのかに戸惑います。
この講習では製品製造のスケジューリング機能を生かしてリソースを最大活用することを狙いとしています。基本から始めて具体的な実務への適用方法、さらに中小企業に導入する場合の手法やポイントなどを取り上げて、実際の状況に即した内容でわかりやすく紹介します。

実施形式:講習、または出張での講習実施など
実施時間:1日 9:30~17:00
対象者 :工場長、生産管理課長、スケジューリング担当者

講習内容
1.TOC(制約理論)とは
2.TOCの3つの側面
 ① ロジスティック(物流)TOC・・・生産管理での改善
 ② スループット会計・・・従来の全部原価管理と付加価値に着目した会計
 ③ 思考プロセス・問題解決技法・・・企業内に発生する問題解決技法
3.ロジスティック面におけるTOC生産改善効果の具体例
 ① リードタイム(納期)短縮効果
 ② 仕掛かり在庫、資材在庫の圧縮、在庫回転率の向上
4.ロジスティックTOCの概念とその理論
 ① 同期生産の考え方
 ② DBR手法を具体的にスケジューリングに生かす方法
5.インプリメンテーション(企業への導入)
 ① IE技術全体でのロジスティックTOCの位置づけ
 ② TOC導入診断の考え方・・・導入効果がでる企業の条件とは
 ③ 導入に際して企業側が直面する問題点と課題
6.導入に際して
 ① 導入効果につながるための条件とその整備
 ② 生産管理の基礎を作る
7.経営活動全体へのTOC理論の展開と拡張

「思考プロセス 問題解決法 初級」


講習概要

思考プロセス・問題解決法はTOC制約理論の中核ともいえる考え方です。問題点とは何か、という問いかけからはじめ、さまざまな問題を作り出す原因ともいえる中核の問題点までを探り出し対策使用という考え方です。いままでの問題解決法にない論理的なアプローチとひらめきを引き出す仕組みがあり、中間管理職以上を対象として実施します。
このコースでは、思考プロセスのもっとも有効なツールである対立解消図の作り方と、その応用について演習を織り込みながら学びます。

思考プロセスのすべての過程を把握し、自分のツールとしてマスターするためには、公開のジョナコースを受講することをお勧めします。
(ジョナ:TOC思考プロセスを使ってコンサルティングや支援ができる認定者の称号)

実施形式:講習、または出張での講習実施など
実施時間:1日 9:30~17:00
対象者 :経営者、経営幹部、工場長、部門長、8~10名での実施

講習内容
1.ケースによる問題の把握と対立解消図
2.対立解消図の作り方
 ① 問題点を表現する
 ② 妥協の構造
3.中核問題の捉え方
 ① 症状と中核問題
 ② もぐらたたき
 ③ 現状問題の把握
4.ソリューションのアイデア創出
 ① 対立解消図の応用
 ② ソリューションの創出
 ③ 実現性のあるソリューション提案