ISO導入コンサルティング

小企業でISOを進めるには?


小規模企業でもISOは容易に取れる・・訳ではない

小規模企業、例えば10人未満で運営されている企業とします、そこで品質や環境ISOの認証を取得するためには独特の困難が伴います。しかしながら、小規模であってもお客様とのつながりをしっかりと作られてきている企業であれば大丈夫です。逆に、規模が小さいこと活用することによって、どんな規格でも、その意図する経営改善効果を生かすことができます。ただ、注意しなければならないのは、企業や組織が持っ ている、表に出にくい「企業体質」です。この体質をスタート前にはっきりと意識すること、これが大切です。

苦労するかどうかのチェック その1
まず、皆様の会社ではこんな人がいるでしょうか?  確かめてください。
□ ワード、エクセル等のコンピューターとソフトを使いこなせる人がいる
□ 伝票や連絡などの業務の流れを細かいところまで把握している人がいる
□ 後輩の指導に熱心な上司や指導者がいる
ISO認証までの道のりがスムースに進むかどうか、この「3つの□」にチェックが入るかどうかで決まります。

認証までの手づづきに苦労するかどうかのチェック その2
それでは、次のような人がいるかどうかもチェックしてみましょう。このような人たちの存在は会社の中では重要ですが、それだけではすみません。
□ 現場でものを作ることだけが重要だ、という人がいる。工場長、課長、リーダー?
□ ルール、約束は破るためにある、と公言する人、職人さんに多い。
□ 受注がないときでも熱心に何かをを作って回る人、子さんの人に多い。

ISO認証支援コンサルタントは会社がどのような状態であっても認証取得につなぐことができます。しかしながら、企業の体質が変わらないままでは、結果として規格認証や導入の効果が得られにくいのも事実です。

規格認証に馴染む企業の企業風土、雰囲気、空気とは?
次の項目にチェックを入れることができるでしょうか?
□ 誰でも言いたいことが言える、風通しのいい雰囲気を持っている
□ 従業員のチカラがのびてゆくことは楽しみ、と考えるトップがいる
□ 社内外の情報は、自ら求めるもの、公開するもの、伝えるものと意識している

ISOには若干の余裕も必要
財務諸表や具体的な数字を見て以下のチェック項目に答えてください。
□ 経常利益が毎年確保できている
□ 従業員の定着率がいい、やめる人が少ない
□ キャッシュフローが常にプラスとなっている